眼科臨床に関わる検査・治療機器に関して討論していきます。


眼科の検査機器に関する研究会の多くは、例えばランチョンセミナーのようにメーカー主導で開催されるため、取り上げられる機器が限られており、また、宣伝の意味も込めた内容になりがちです。しかし実際には、同じような検査の機器が複数ある場合、どのような特徴があるのか、どのような違いがあるのかなど、ユーザーとしては似たような機能を持つ機器を比較したくなると思います。そこで、メーカー側でなく、なるべくユーザーの側からの視点で討論する会を設けたいと考えて立ち上げたのが眼科臨床機器研究会です。
 本研究会は、ドクターだけでなくコメディカルの方々にも参加していただくことを念頭に置いて、最新の検査機器を中心にプログラムを組み、機器の原理やデータの解析、臨床応用をしていく上での問題点などを討論してきました。
 一方、検査機器だけでなく治療用の機器も取り上げて欲しいとの要望も多く、第9回より治療・手術に関わる機器も取り上げております。
 眼科臨床研究に携わる多方面の研究者を対象に、新しい機器の発表の場として、またこれらに対する討論の場としてもこの研究会を提供したいと考えています。

平成12年に開催された第1回から毎年順調に回を重ねてきた当研究会でしたが(第67回日本臨床眼科学会主催と重なった平成25年はお休み)、全世界的なコロナウイルス感染症拡大の影響を受け、延期(2020年)、Web開催(2021年)、そして昨年2022年にやっと会場開催へと戻った次第です。

未だ完全に収束した訳ではございませんが、検査機器に直接触れて実感していただけるよう、2023年は以前の様に現地にて開催をさせて頂きます。

また、今回はテーマを2つとし、講演時間だけでなく、合間の機器体験の時間も少しゆとりを設けました。是非、多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

北里大学 医学部 眼科学

主任教授 庄司 信行

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